トップ / 失われたものを、もう一度植える
高校3年次(Grade 12)のKellenさんは、UWC ISAK Japanの裏手に、森林が伐採された空き地を見つけ、行動を起こすことを決めました。宮脇方式に着想を得て、創造性・活動・奉仕(CAS)のプロジェクト「Pocket Forest」を立ち上げ、行政手続きの壁を乗り越えて、台湾・高雄で初となる宮脇方式の森をつくりました。地域の支援を受け、ボランティアが在来種の苗木240本を植え、工業地帯に生物多様性を取り戻しました。Kellenさんのリーダーシップは、教育によって生徒が環境への意識を目に見える成果へと変えられることを示しています。その取り組みは、自然と人の両方が再生するための土台を築いています。
「Restoring Hope」は、エチオピア・ティグレ州メケレで、ティグレ紛争の影響を受けて避難生活を送る36人の少女たちを支えるプロジェクトです。心理的なリハビリテーションと学校への復帰支援を組み合わせ、安全で周囲の支えがある環境の中で、少女たちが自信や心の健康、そして再び学校に通う意欲を取り戻せるよう後押ししています。
本校で暖房に使われている手動式のパネル・ヒーターは、熱の出力を調整するアルゴリズムがなく、誰もいないときもつけたままになるため、燃料効率がよくありません。プロジェクト「H-RACS」は、IoTを活用してこれらのヒーターを自動化する仕組みを提供します。燃料を効率よく使うことで、暖房費を抑えるだけでなく、教室をちょうどよい温度に保ちます。資源をより効率的に使うことで、H-RACSは本校をより持続可能な学校に変えています。
「Nagano Harvest」は、UWC ISAK Japanの生徒主導による創造性・活動・奉仕(CAS)の取り組みです。持続可能な農業とコミュニティでの学びをテーマにしています。長野での農作業を通じて、生徒たちはより持続可能な食料生産の具体的な方法を探り、人、土地、食のシステムの関係について理解を深めました。このプロジェクトの目的は、こうした学びをUWC ISAKのコミュニティに持ち帰ることでした。生徒たちが、自分の食べ物がどこから来るのか、なぜ責任ある農業が大切なのかを理解できるようにするためです。チームは作物を育て、地域に伝わる農業の知恵に学び、その経験を共有しました。そうすることで、食の消費と持続可能性についてより深く考えるよう、コミュニティに働きかけました。Nagano Harvestは、小さくても具体的な行動が、生徒と軽井沢の地域の人々とのつながりを強めることを示しています。同時に、より思慮深く持続可能な農業のあり方を広めています。
南アフリカ出身であることを誇りに思う、ローラです。故郷から遠く離れていても、南アフリカで深刻な危機となっているジェンダーに基づく暴力(GBV)に対して、声を上げ続けることを選びました。故郷の被害者を支援し、この問題への意識を高めるために、学びの場となるトークイベントと募金活動を開催しました。南アフリカでのGBVとの闘いへの支援の輪を広げたいと考えています。すでに多くの生徒が、世界各地のコミュニティをつなぐことで支援してくれています。UWCの生徒である私たちは、未来に向けて変化のきっかけをつくる人です。だからこそ、この話が、ほかの人たちにとって、それぞれの場所でポジティブな変化に向けて一歩を踏み出す後押しになればと願っています。
最初に抱いた好奇心から、システムやビジュアルをつくるようになるまで。アイデアを、意味のある現実の体験へと形にしてきた私のデザインの歩みを、少しだけご紹介します。現在はWahidとGraceとともに、Hop Art Houseの立ち上げに取り組んでいます。人工知能(AI)がますます支配的になる世界で、アートを誰にとっても身近なものにし、アーティストの手仕事や創作のプロセス、作品に宿る感情に敬意を払うことを目指しています。 www.hoparthouse.com
私たちは、創造性・活動・奉仕(CAS)の一環としてスポーツに取り組むISAK Sports CASです。校内のさまざまなイベントや活動、そして日本の地域でも、体育とスポーツを広めることを目指しています。UWC ISAK Japanでスポーツに打ち込む生徒として、スポーツに参加することは一人ひとりの健康とUWC ISAKのコミュニティ意識に大きな良い影響を与えると、私たちは信じています。さまざまなスポーツで一人ひとりが力を発揮できる機会を数と質の両面で増やし、その中で学校全体の一体感を高めたいと考えています。
ネパールのヒマラヤ山間部にある村々を幼い頃から訪れるなかで、月経に関する基本的な健康教育を受けられず、生理用品も手に入らない女性や少女たちの姿を目にしてきました。そこで私はゴルカでWomen Empowerment Projectを立ち上げ、15の村で1,500人以上の女性に支援を届けてきました。ワークショップの開催や、繰り返し使える生理用品キットの配布を通じて、私たちは女性たちの健康を改善し、自信を育み、月経をめぐる偏見を打ち破ってきました。こうした取り組みが、長く続く変化を生み出しています。
私は仕事を辞め、北京からローマまでシルクロードを自転車で横断しました。始まりは好奇心でした。それが、ひとつひとつの瞬間や人々の優しさ、そして私を自分たちの世界に迎え入れてくれた人たちとの出会いを通じて、つながりへと変わりました。世界は、思っているほど遠くはありません。つながりが、世界を近づけてくれます。
私たちは、科学と地域での活動を組み合わせて、コーヒーかすの廃棄問題に取り組んでいます。チームでは大腸菌を遺伝子改変し、使用済みのコーヒーかすからカフェインを取り除くことで、肥料として安全に使えるようにしました。研究室の外でも、カフェと連携したほか、ワークショップやキャンプを通じて生徒たちに教え、農村地域にも持続可能性について学ぶ機会を届けてきました。日々出るごみを資源に変える力を、人々に広げています。
ペルーの農村部では、生徒たちが質の高い教育を受けるうえで、構造的な壁に直面しています。私は日本で学んだ後、チュルカンパに戻り、低価格で通える地域の学習塾を立ち上げました。1年足らずで50人以上の生徒に届き、数学、英語、国語の授業を毎日行っています。学びの機会を広げ、都市と農村の教育格差を縮めることに貢献しています。
Project Iridescent(現在のHogo Women's Network)は、職場でジェンダーに基づく差別に直面する女性への支援が不足しているという課題に取り組んでいます。ワークショップやコミュニティづくり、そしてEMBR(インテリジェンスを活用したプラットフォーム)の開発を通じて、偏見をデータに基づく知見へと変えています。女性たちが力を発揮できるよう支え、より包摂的で困難に強い職場づくりを後押ししています。
教員向けのオリエンテーションでは、新しい情報が次々と押し寄せ、とても消化しきれません。教員は圧倒され、準備不足を感じています。教室で課題に直面したときや決められた手続きに従うとき、必要な情報が手元にあることはほとんどありません。その結果、教員はストレスを抱え、学校の方針の運用にもばらつきが生じます。Decision Pointは、オーダーメイドのシミュレーションを使い、失敗しても影響の小さい環境で教員が判断を下せるようにします。その結果、自信を持って働ける教員が増え、手続き上のミスや事務の負担が減ります。