トップ / UWC ISAK Japanへの一歩
ただの日課かもしれません。時間割の中のひとこまにすぎないのかもしれません。けれども、いつもの「定時全校清掃」には、それ以上の意味があるのかもしれません。Impact Awardの候補に選ばれたことは、小さな行動を地道に積み重ねることで、共有スペースの捉え方に意味のある変化が生まれることが認められた証です。KACのエントランスで行う定時全校清掃は、責任感、心配り、コミュニティの環境への敬意を実践する機会です。
ペルーの農村部では、生徒たちが質の高い教育を受けるうえで、構造的な壁に直面しています。私は日本で学んだ後、チュルカンパに戻り、低価格で通える地域の学習塾を立ち上げました。1年足らずで50人以上の生徒に届き、数学、英語、国語の授業を毎日行っています。学びの機会を広げ、都市と農村の教育格差を縮めることに貢献しています。
ネパールのヒマラヤ山間部にある村々を幼い頃から訪れるなかで、月経に関する基本的な健康教育を受けられず、生理用品も手に入らない女性や少女たちの姿を目にしてきました。そこで私はゴルカでWomen Empowerment Projectを立ち上げ、15の村で1,500人以上の女性に支援を届けてきました。ワークショップの開催や、繰り返し使える生理用品キットの配布を通じて、私たちは女性たちの健康を改善し、自信を育み、月経をめぐる偏見を打ち破ってきました。こうした取り組みが、長く続く変化を生み出しています。
高校3年次(Grade 12)のKellenさんは、UWC ISAK Japanの裏手に、森林が伐採された空き地を見つけ、行動を起こすことを決めました。宮脇方式に着想を得て、創造性・活動・奉仕(CAS)のプロジェクト「Pocket Forest」を立ち上げ、行政手続きの壁を乗り越えて、台湾・高雄で初となる宮脇方式の森をつくりました。地域の支援を受け、ボランティアが在来種の苗木240本を植え、工業地帯に生物多様性を取り戻しました。Kellenさんのリーダーシップは、教育によって生徒が環境への意識を目に見える成果へと変えられることを示しています。その取り組みは、自然と人の両方が再生するための土台を築いています。
是枝裕和監督をUWC ISAK Japanにお招きしたのは、監督の作品が普遍的な社会問題を深い共感をもって描いているからです。その視点は、80カ国以上から集まる多様な私たち生徒の心に強く響きます。監督に連絡を取るなんて、不可能に思えました。まったく手の届かない人だと感じていたのです。それでも、私はメッセージを送りました。そして、監督は来てくださいました。この経験から、どんなに「手の届かない」人でも、勇気を出して頼めば応えてくれることがあると学びました。大きな夢を描きましょう。行動を起こしましょう。
私たちは、創造性・活動・奉仕(CAS)の一環としてスポーツに取り組むISAK Sports CASです。校内のさまざまなイベントや活動、そして日本の地域でも、体育とスポーツを広めることを目指しています。UWC ISAK Japanでスポーツに打ち込む生徒として、スポーツに参加することは一人ひとりの健康とUWC ISAKのコミュニティ意識に大きな良い影響を与えると、私たちは信じています。さまざまなスポーツで一人ひとりが力を発揮できる機会を数と質の両面で増やし、その中で学校全体の一体感を高めたいと考えています。
「Restoring Hope」は、エチオピア・ティグレ州メケレで、ティグレ紛争の影響を受けて避難生活を送る36人の少女たちを支えるプロジェクトです。心理的なリハビリテーションと学校への復帰支援を組み合わせ、安全で周囲の支えがある環境の中で、少女たちが自信や心の健康、そして再び学校に通う意欲を取り戻せるよう後押ししています。
私たちのミッションは、UWC ISAK Japanを行動を起こすことが当たり前になる場所にし、一人ひとりの生徒が「ゼロをイチにする」勇気を持てるようにすることです。 私たちは高校1年次(Grade 10)の間に、Entrepreneur Weekendを2回開催しました。UWC ISAKの生徒と全国の中高生が集まり、現役の起業家からメンタリングを受けながら、3日間かけてスタートアップのアイデアを練り上げるイベントです。高校2年次(Grade 11)に進級してからは、高校1年次の生徒を東京と名古屋のStartup Weekendに送り出すようになりました。こうして、生徒がリーダーシップの考え方を後輩へと受け継いでいく循環をつくっています。
私は仕事を辞め、北京からローマまでシルクロードを自転車で横断しました。始まりは好奇心でした。それが、ひとつひとつの瞬間や人々の優しさ、そして私を自分たちの世界に迎え入れてくれた人たちとの出会いを通じて、つながりへと変わりました。世界は、思っているほど遠くはありません。つながりが、世界を近づけてくれます。
私たちは、科学と地域での活動を組み合わせて、コーヒーかすの廃棄問題に取り組んでいます。チームでは大腸菌を遺伝子改変し、使用済みのコーヒーかすからカフェインを取り除くことで、肥料として安全に使えるようにしました。研究室の外でも、カフェと連携したほか、ワークショップやキャンプを通じて生徒たちに教え、農村地域にも持続可能性について学ぶ機会を届けてきました。日々出るごみを資源に変える力を、人々に広げています。
生徒たちが競い合う場とつながりの場の両方を求めていることに気づいたDeanは、複雑な解決策を待ちませんでした。地元のリンクに声をかけ、ある取り組みを始めました。その取り組みは、誰も予想しなかったほど大きく育ちました。本当に必要とされていることを見極め、まっすぐ行動に移す。長く続くインパクトを生み出すのに必要なのはそれだけだということを、UWC ISAK Japanのカーリング・プログラムが証明しています。
PEASO(Peer Education and Support Organization)は、UWC ISAK Japanで始まった創造性・活動・奉仕(CAS)のプロジェクトです。「生徒から生徒へ」をモットーに、学業の負荷が高く文化的にも多様な学校環境で生じるさまざまな課題に立ち向かうため、新しい方法を学び、生み出すことを目指しています。PEASOが学び、最終的に防ぐことを目指しているのは、メンタルヘルス、学業によるストレス、セーフガーディング、アイデンティティ、多文化間のコミュニケーションをめぐる問題です。
Project Iridescent(現在のHogo Women's Network)は、職場でジェンダーに基づく差別に直面する女性への支援が不足しているという課題に取り組んでいます。ワークショップやコミュニティづくり、そしてEMBR(インテリジェンスを活用したプラットフォーム)の開発を通じて、偏見をデータに基づく知見へと変えています。女性たちが力を発揮できるよう支え、より包摂的で困難に強い職場づくりを後押ししています。