絵が描ける必要はありません。この科目は、写真、絵画、版画、3D、画面を使ったアートなど、自分に合った表現手段を選ぶことを軸に組み立てられています。
高校2年次(Grade 11)では、さまざまな技法を使った指定課題と2つの筆記課題に取り組みます。そのため高校3年次(Grade 12)の大半は、スタジオでの制作に専念できます。自分で選んだ表現手段で、最終展覧会に向けた作品群を制作します。デジタルで制作したい生徒は、iPad Pro、Adobe Creative Cloud、展示用の作品を印刷できる大判プリンターを使えます。
最も大切なのは、入学時点の技術ではありません。手を動かしてものをつくり、自分で方向性を決め、課題をこなす生徒ではなく若いアーティストとして制作に向き合う意欲です。
IBの演劇は、協働を前提に設計された科目です。演劇という芸術を形づくってきた伝統や理論から出発し、創作、デザイン、演出、演技、観劇という実践へと進みます。稽古や公演と並行して、戯曲の分析や世界の演劇の伝統についての調査に取り組み、音響や照明、映像投影を扱う技術面の実習も行います。
演技の才能は履修の条件ではありません。この科目で力を伸ばすのは、リスクを恐れずに挑戦し、率直に分析し、仲間に惜しみなく力を貸せる生徒です。

IBの映画に履修条件はありません。生徒は2年間かけて基礎から学び、映画という視覚言語を理解し、分析し、その担い手として自ら作品を生み出す力を身につけます。授業では歴史や理論と実際の制作をバランスよく扱います。映画の分析やディスカッションと並行して課題やプロジェクトに取り組み、生徒全員が自分の映画を制作します。
映画はほかの科目とも自然につながります。授業でのディスカッションが、英語、歴史、知の理論(TOK)、グローバル政治といった科目の領域に及ぶこともあり、それもこの科目ならではの特色です。編集や監督に自信がある必要も、自分をクリエイティブだと思っている必要もありません。求められるのは批判的思考と、課題を解決しようとする意欲です。技術面のスキルは、そこから積み上げます。

音楽とダンスは正式な科目ではありませんが、どちらも生徒主導のクラブを通じて、キャンパスでの生活に大きな存在感を持っています。音楽に取り組む生徒たちは毎年、軽井沢の大賀ホールで演奏を披露しています。クラブは年間を通じて練習と公演を重ねています。詳しくはクラブ・アクティビティをご覧ください。