「そんなの無理だ」と世界がささやくとき、日本の森にすむムササビは「見てて!」と答え、空へ飛び立ちます。見事な滑空で知られるこの小さな森の生き物は、緑豊かな軽井沢の森の住人であるだけではありません。UWC ISAK Japanの中心にあるシンボルでもあるのです。

力強い比喩:Sabi-chanが教えてくれること
空を飛ぶリス?本校で親しみを込めて「Sabi-chan」と呼んでいるムササビは、自然界の常識に「できるよ!」と力強く応えます。この大胆な反骨精神は、本校が生徒に育みたいものを表す力強い比喩です。それは、現状に挑み、世界に自分ならではの足跡を残そうとする信念です。
本校では、ムササビと同じ決意と勇気を持つ生徒を大切にしています。社会が決められた道に押し込めようとしても、生徒たちは並外れたことを成し遂げられる自分の可能性を、揺るがずに信じています。それは盲目的な思い込みではありません。自分に本当は何ができるのかを知っているからです。
勇気と決意のシンボル
ムササビの最も際立った特徴は、空を飛べることです。未知の世界へ恐れずに跳び出し、前脚と後脚の間に広がる毛に覆われた膜(飛膜)を使って、空中を優雅に滑空します。本校の生徒たちも同じように、リスクを取る大胆さと、不確かさを受け入れる自信を持って課題に向き合います。夜空を舞うムササビのように、生徒たちは周りの予想を覆せることを世界に示しています。
Sabi-chanが持つ、困難な状況を乗り越える静かな力
ムササビは劇的に空を飛ぶ一方で、誰も見ていないところで最も見事な技を見せることがよくあります。そこには、困難な状況を乗り越える静かな力と、目的に向かってひたむきに取り組む姿勢が表れています。この特徴は本校の生徒たちにも重なります。生徒たちは注目を集めることを求めるのではなく、自分ならではの力を意味のある目的のために使います。自分の技能や知識は見せるためのものではなく、世界に意味のある貢献をするためのものだと、行動で示しているのです。


UWC ISAKに息づくムササビの精神
静かな森と美しい風景に囲まれた軽井沢は、本校のキャンパスにとって、ただの美しい背景ではありません。本校の愛らしいマスコット、Sabi-chanのすみかでもあります。Sabi-chanは、生徒たちが自分の中に持っている力強い資質を、いつも思い出させてくれる存在です。その資質とは、勇気、決意、困難な状況を乗り越える静かな力、そして周りの予想を覆す大胆さです。
ムササビは小さな体でありながら、優雅に、恐れることなく空を舞います。同じように本校の生徒たちも、どのような背景や境遇にあっても、大きな影響をもたらす力を発揮できます。UWC ISAKは、生徒たちが自分の中の「Sabi-chanの精神」を大切にし、限界を越え、困難に立ち向かい、自分たちも「飛べる」と証明していける環境をつくっています。
本校の道しるべ、Sabi-chan
UWC ISAK Japanでは、ムササビの物語が学校のあり方そのものに深く根づいています。この控えめな生き物は、信じる力と決意が人を前へと動かす力になることを象徴しています。どちらも、本校が生徒に求め、育んでいる資質です。挑戦する勇気さえあれば、大きすぎる困難も、大胆すぎる跳躍もありません。ムササビはそう教えてくれます。
いろいろな意味で、私たちは誰もがSabi-chanです。自分の限界を突き破り、夢に向かって飛び立つ力を持っています。本校の生徒たちがその証です。学び、成長し、周りに変化をもたらしていく日々の中で、生徒たちはムササビの精神を体現しています。Sabi-chanと同じように、生徒たちは自分ならではの飛び方を世界に示そうとしています。
