10周年記念

教育の多様性 – 今の私にできること

皆さんこんにちは! ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの渡邊眞雪(高校3年生/G12年生)です。

私はUWC ISAKに来る前まで、ずっと公立の小学校・中学校に通っていましたが、ここに来て初めて、世界にはこれまで自分が知らなかった教育の形があるのだと実感しました。UWC ISAKは生徒たちの自主性を重んじ、生徒によるさまざまな活動の自治を奨励しています。自分たちでやりたいと思うことをみずから行動に移していくことで、失敗もたくさんありますが、周りの方に支えられ、成功以上に人生において大切なことを学校生活で学んでいるな、と思います。この学校に入り、全く新しい教育を受けていく中で、教育の大切さをつくづく感じます。 それと同時に、ここで私が体験している教育も、世界に存在している様々な教育の1つにすぎないということ、そしてそれがたまたま私の個性と興味に適していた教育であったのだと思うに至りました。そこから私は、一人一人の個性に適した教育が世の中にもっと存在するのではないか? と考えるようになりました。

いま、私は教育系イベント「JK主催! 大人も気付いて 凸凹高校生たちの主張  ~個性が輝く教育探し~」を10月17日に企画しています。このイベントでは、それぞれ4つの教育のスタイルでご活躍されている教育界のレジェンドをお招きしてパネルディスカッションを行ったり、日本の高校生たちが自分たちの考える教育についてプレゼンを行ったりする予定です。高校生の立場から、普段はなかなか大人に対して言えないような本音も、思い切って発表できるような場も作っていこうと思っています。

ご興味ご関心のある方は、この下のリンクから詳細にアクセスいただけます。

https://asuiku-wakuiku-education.peatix.com/view

ここで、なぜ私がこのようなイベントを企画するに至ったか、その経緯についてもうすこし詳しくご共有させていただけたら嬉しいです。

私が教育に興味を持つようになったきっかけの1つは、発達障害です。じっと座って授業を聞くという授業スタイルが個人的にどうしても合わなかった私は、別の学習アプローチを求めて、地元の新潟県から長野県にあるUWC ISAKへ飛び出しました。この学校では、周囲の仲間たちと共に働き、協力やサポートをし合いながら、自分たちの興味をベースにしてプロジェクトを立ち上げることが、とても奨励されています。主体的にプロジェクトに取り組み、自分たちで考え、物事を進めていく。そのような自発的な行動をフルにサポートしてくれるこの教育スタイルは、私にとっても適していて、何より「学ぶ」ということが 「ワクワクする!」と、初めて感じられるようになりました。

「学ぶ」って、本来ワクワクすることだと思うんです。人は得意なことがあれば、不得意なこともあり、みんなが凸凹なのではないか? と私は考えています。そして、その凸凹であることが個性であり、多様性につながるのだと信じています。「一人一人にあった教育」というのは、その凸凹を一つの「色」として、長所として伸ばしていける教育だと思います。私は、その中に入っていくことで、子供たちの未来の可能性を飛躍的に広げていけると信じています。凸凹を一つの「色」として、「個性」を長所として伸ばしていくこと。そして、一人一人に寄り添った、ワクワクを喚起するような教育、自分がチャレンジしたいことを伸ばしていけるような教育が、それぞれの子どもの秘めた力の扉を開く鍵になるのではないでしょうか。

なかなか恥ずかしくて言いにくい事ではあるのですが、このイベントをきっかけに親子の間で話し合いが生まれたり、将来を考える際のきっかけが生まれてくれたらいいな、と心から願っています。

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Imagine… if there was an ISAK lower school!

Dear Friends of UWC ISAK,

UWC ISAK is celebrating its 10th anniversary! We are proud of where we’ve come from, and we are excited about the next decade.

At this important milestone, we are wondering – in pursuit of broadening our impact, could an ISAK Lower School be considered as one of the options and would it be feasible? A school that embraces ISAK values and vision for a better future?

As we embark on this journey, if you would like to participate in possible market research and receive updates, please subscribe to our mailing list.