10周年記念

日本文化

ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンでは、教育のアプローチに日本文化を取り入れることの大きな価値を認識しています。多様でグローバル化した世界において、異なる文化を理解し尊重することは、思いやりのあるバランスのとれた個人を育てる上で不可欠であると私たちは考えています。本校が、伝統、哲学、文化探訪、伝統工芸、文化の実践など、日本の文化をどうカリキュラムに組み込んでいるのか、ぜひご覧ください。

伝統と哲学

本校では、生徒たちに日本の豊かな伝統と哲学を紹介し、調和、尊敬、心遣いといった価値観を強調しています。侘び寂び(不完全さの鑑賞)やおもてなし(まごころのこもった対応)といった概念を探求することで、生徒たちはこれらの価値観が日本の社会にどれほど深く影響を与えているかを学びます。茶道や他の文化的なワークショップなど、毎年異なる活動を通じて、生徒たちは実践的な経験を得て、日本の美意識の繊細さを理解し、最終的にはこれらの価値観を日常生活に取り入れることにインスピレーションを得ます。

文化的な遠足

生徒たちは、軽井沢、長野、松本、上田など、近隣にある寺院、伝統的な建築、素晴らしい庭園などを見学する文化体験に出かける機会があります。また、草津温泉で温泉の効能を学んだり、東京で相撲を観戦し、日本の国技とその文化的意義について理解を深めることができます。これらの経験は、日本の伝統に対する深い敬意を育み、生徒たちが日本独自の伝統と持続的なつながりを築く助けになります。

伝統的な手工芸

長野や軽井沢には、日本が世界に誇る豊かな職人技を守る多くの職人や工芸家が住んでいます。生徒たちは、陶芸、木工、紡織芸術などの伝統的な技術に触れ、これらの巨匠たちから学ぶことができます。毎年異なる実践的なワークショップを通じて、生徒たちは日本の職人技の特徴である徹底したこだわりについて知り、創造的なプロセスや文化遺産を保存することの重要性を改めて認識することができるようになります。

日本文化の実践

本校では、尊敬、時間厳守、仕事への誇りといった日本の文化的な価値観の重要性を教えています。生徒たちは書道や武道などの活動に参加するほか、「ストップ&クリーン」と呼ばれる学校全体の活動では、全員(生徒、スタッフ、教員)が毎日何をしていても行動を止めて一緒に学校の掃除をします。この活動は、まさに奉仕的リーダーシップの実践例です。これらの価値観を取り入れることにより、生徒たちは強い労働倫理、柔軟性、そして個人とコミュニティを形成する上で文化が果たす役割に対し深い理解を培うことができるようになります。本校での経験を通じて、生徒たちは日本の文化との持続的なつながりを持ち、理解力あるグローバル市民として成長します。