寄付金によって生徒が長野を発見する機会を支援

ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンは、日本で最も自然が美しい県の一つである長野県に位置し、世界レベルの教育だけでなく、他に類のない文化的な体験も提供するユニークな学校です。雄大な日本アルプスや静穏な善光寺など、息を呑むような風景に囲まれ、生徒たちは常に自分たちを取り巻く豊かな歴史と文化に思いを馳せることができるのです。

本校は、世界各国から集まった200名近い生徒が在籍し、その75%が外国人という多様性のある環境です。この多様性が、ユニークでダイナミックな学習の場を生み、生徒たちは異文化を学ぶだけでなく、自分自身の視点や経験を共有することができます。しかし、長野県では豊富な文化的体験ができるにもかかわらず、本校の多くの生徒は奨学金の給付をうけて学校に通っていることから、この地域文化にどっぷりと浸かる体験をするのは容易なことではありません。

この度、世界各国から本校へ集う若者たちに日本ならではの文化や営みを体験し、その経験から多くのことを学んで欲しいと願ってくださるご支援者のサポートによって、生徒たちの地域体験をより促進すべく「ディスカバー信州基金」が設立されるこいととなりました。この基金は、単なる観光ではなく、信州の歴史や工芸や文化を体験しながら教科横断的な学びを生徒たちが得てくれることを目的としています。

長野県の「信州」にちなんで名付けられたこの基金は、生徒たちが毎年およそ100万円に相当する文化体験を受けられるというものです。北斎館を訪れる長野県北部の小布施町への旅、上田城、松本城、駒ヶ根シルクミュージアムなどの史跡訪問、長野県南部の中山道ハイキング、そしてキャニオニングやラフティングなどのアウトドアや、日本の金継ぎを紹介するワークショップなど、すでにいくつかの提案が採用され、実現する見込みです。

本校の芸術関連科目のヘッドであり、自らも小諸の古民家をアトリエに改造して定住しているジョリオン・ヒントンは、「長野は日本で最も魅力的な地域の一つであり、その豊かな文化や自然を体験するために、昔から世界中の観光客を引きつけてきました。「ディスカバー信州基金」により、生徒たちが学びの体験をさらに広げ、長野をこれまで以上に楽しむことを可能にし、その経験を世界に発信してくれることを期待しています」と言っています。

この度このような寛大なご支援のおかげで、本校の生徒たちは日本文化、特に長野の文化を存分に体験することができることに、関係者一同、心より感謝をいたしております。彼らは信州の文化や歴史への理解と認識を深め、帰国後はそれを他の人々と共有し、世界中で信州の素晴らしさを語る大使となってくれることでしょう。

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