本校のプログラムは、日本文化の学習を重要視して設計されています。私たちは、多様でグローバル化した世界において、異なる文化を理解し尊重することが、思いやりのある豊かな人間を育てる上で不可欠であると考えています。本校において、伝統、哲学、文化探訪、伝統工芸、文化の実践など、日本の文化をどうカリキュラムに組み込んでいるのかについてご説明します。
伝統と哲学
本校では、生徒たちに日本の豊かな伝統と哲学を紹介しながら、調和、尊敬、心遣いといった価値観を大切にしています。生徒たちは、侘び寂び(不完全さの鑑賞)やおもてなし(まごころのこもった対応)といった概念を探求することで、これらの価値観が日本の社会にどれほど深く影響を与えているかを学びます。また、茶道や他の文化的なワークショップなど、毎年異なる活動を通じて実践的な経験を得て、日本の美意識の繊細さを理解し、最終的にはこれらの価値観を日常生活に取り入れていくようになります。
文化体験修学旅行
生徒たちは、軽井沢、長野、松本、上田など、近隣にある寺院、伝統的な建築、素晴らしい庭園などを見学する文化体験に出かける機会があります。また、草津温泉で温泉の効能を学んだり、東京で相撲を観戦し、日本の国技とその文化的意義について理解を深めたりすることができます。これらの経験は、生徒たちが日本の伝統に対する深い敬意を育むと同時に、日本独自の伝統と持続的なつながりを築くことにもつながります。
伝統的な手工芸
長野や軽井沢には、日本が世界に誇る豊かな職人技を守る、多くの職人や工芸家が住んでいます。生徒たちは、陶芸、木工、紡織などの伝統的な技術に触れ、これらの名匠たちから学ぶことができます。毎年異なる実践的なワークショップを通じて、生徒たちは日本の職人技の特徴である徹底したこだわりについて知り、創作プロセスや文化遺産を保護していくことの重要性を、改めて認識することができるようになります。
日本文化の実践
本校では、尊敬、時間厳守、仕事への誇りといった日本の文化的な価値観の重要性についても学びます。生徒たちは書道や武道などを行うだけではなく、定時全校清掃にも参加します。これらの価値観を取り入れることにより、生徒たちは強い労働倫理、柔軟性、そして個人の成長やコミュニティの形成において文化が果たす役割を深く理解できるようになります。本校での経験を通じて、生徒たちは日本の文化との末永いつながりを築きつつ、共感力の高い国際人として成長していきます。