ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAKジャパンでは、高等学校としての教育課程に加え、さまざまな社会貢献活動を行っています。
2014年の開校以来、本校は多くの皆様からの共感とご支援に支えられ、たくさんの素晴らしい生徒を迎えることができました。その中で、「ISAKをもう一校つくらないのですか?」というご質問を数多くいただくようになりました。
学校の建学の精神である「自ら成長し続け、 新たなフロンティアに挑み、 共に時代を創っていく チェンジメーカーを育む」という理念を社会全体で実現するために本校ができることについて考えたとき、私たちが得た学びを「新たなフロンティアに挑む」という思いを同じくする教育アントレプレナーや自治体・政策決定現場の教育リーダーの方と共有することで、ISAKをもう一校つくるよりも大きな変化を生み出すことができるのではないか、と考えました。
そのような思いから、多様な教育の選択肢を生み出そうとしている教育領域の「チェンジメーカー」を支援する活動や、本校の設立・運営過程で得た実践的な学びに基づいた政策提言などを、ISAKの社会貢献活動として行っています。
教育領域の「チェンジメーカー」支援
HatchEdu
I日本国内の教育アントレプレナーを支援する事業として2019年にスタートしたHatchEduでは、「子どもたちが豊かな人生(フル・ライフ)を自ら拓くきっかけとなる多様な教育の選択肢を生み出す」というゴールの実現に向け、教育事業のアクセラレーション(成長加速支援)を行っています。また、同じ志を共有するさまざまな立場のプロフェッショナルの方たちが、プロボノ(スキルを生かしたボランティア)の形で教育に関わり、共に学び合うためのコミュニティを形成しています。
同時にまた、国内外の教育アントレプレナーをスピーカーとして迎えたオンラインイベントなども行っています。
関連記事:
- 2019/03/05|日本経済新聞|記事 |ISAKジャパン、日本の学校教育の改革を支援
- 2020/12/22|採録|ひとりでもYESと言ってくれる人がいればいい
- 2020/12/24|採録|組織成長期のチャレンジ
- 2021/01/06|採録|ネットワークの力で世界の教育を変える
- 2022/08/31|インタビュー|Kids Code Clubが挑む、「21世紀の教育格差」とは?
- 2023/3/22|インタビュー|解散寸前からの復活。 プロの力を結集して実現した新たな資金調達と「3倍速の成長」とは?
- 2021/01/26|インタビュー|「自分にも何かできるんだ!」と実感した、週3時間からの社会貢献
- 2021/01/26|インタビュー|教員も学校の外に出てみよう。生徒に還元できる体験ができるはず
- 2022/06/14|インタビュー|国家公務員2年目のブレイクスルーを作った教育現場でのプロボノ体験
- 2022/06/14|インタビュー|新しい教育の形をつくろうとしている人がいる。商社から転職するきっかけとなった出会い
政策提言
国際バカロレアの教育課程と学習指導要領の整合性をもたせるための提言に始まり、高等教育や留学生問題など幅広いテーマで、日本の教育政策についての提言やアイデアの発信を行っています。
また、政策立案の現場にいる方、学校経営者、民間の教育リーダーなどを含む、多様なパネリストイベントなどの場を通じた対話なども行っています。
関連記事:
2021/05/18|日本経済新聞|インタビュー |子ども庁、脱・縦割りへ号砲 有識者に聞く
2020/06/04|朝日新聞 |インタビュー |9月入学で国際化は進む? コロナ時代に必要な教育とは
2020/01/17|日経ビジネス |対談|迷走の大学入試改革、リスク許容し前進を 開成柳沢氏×ISAK小林氏
2019/12/17|日経ビジネス |対談|
・(前編)大学入試改革、「完全な平等性」は必要なのか?開成・柳沢校長×UWC ISAK Japan・小林代表理事
・(後編)受験はいす取りゲーム、「不公平」でも「公正」ならいい 開成・柳沢校長×UWC ISAK Japan・小林代表理事
2018/04/27|Forbes |寄稿 |世界の子供が「安全に学ぶ」ために日本ができること
2017/11/10|Forbes |寄稿 |幼児教育の「全面無償化」よりも大切なこと
2017/09/01|Forbes |寄稿 |日本の高等教育機関が「硬直化」する理由
2017/08/18|Forbes |寄稿 |日本の高等教育は「無償化」に値するか
2017/08/04|Forbes |寄稿 |高等教育無償化は、低所得者層のためと言うけれど
2017/07/18|日本経済新聞 |記事 |教育・保健の国際協力に1130億円 外相、国連会議で拠出表明
教育アジェンダの提起
日本の教育の中で、多様性についての認識拡大や新たな選択肢の創出が特に求められている課題領域について、海外との比較や国際データの分析などを元にした記事発信や、教育者・保護者を対象としたイベントを開催しています。また、「行動につながる課題提起」となるよう、団体の運営にも関わっています。
ギフテッド教育
本校代表理事、小林りんが「アドバンス・ラーナー」を支援する一般社団法人Education Beyondの理事を務めています。また、2018年より海外のギフテッド教育プログラムに関する紹介なども行っており、 2022年には米国ジョンズ・ホプキンス大学の Center for Talented Youth の責任者をゲストスピーカーに迎えた大規模なオンラインイベントも開催しました。
関連記事:
2022/07/24 |東洋経済education ✕ ICT|記事 |一斉授業つらい、特定分野に顕著に高い能力ある「浮きこぼれ」の子と親の悩み
2022/03/08|東洋経済education ✕ ICT|記事 |授業が簡単すぎる「吹きこぼれ」を伸ばす本場米国の教育が日本へ
2018/11/16|Forbes |記事|「秀でた才能」を伸ばす! ジョンズホプキンズ大学の名物プログラム
2023/02/13|朝日新聞EduA |インタビュー|学習が早い子どもが抱えやすい悩み サポートを続ける保護者の実体験を聞く
ジェンダーギャップ
日本は先進国の中でも4年制大学進学率の男女差が大きく、特にSTEM分野でのジェンダーギャップが著しいと言われています。この課題に関しても、記事発信やイベントなどを通じて問題提起をしています。
関連記事:
2021/01/29|Forbes |寄稿 |理系女子とSTEMキャリア 日本ではなぜ増えない?
2021/01/22|Forbes |寄稿 |コロナと女子と教育と。いま改めてジェンダーギャップを考える
2019/08/01|Forbes |寄稿 |過去5年で、女性の活躍は「CSRから経営課題に」なった
海外の先端的な教育の紹介
「教育にできること」を想像力豊かにとらえ、私たち自身のビジョンを拡張していくために、“Outside-in” の視点をもつことが大事であると考えます。そのような観点から、海外の教育イノベーションや先端的な教育を行っている学校・プログラムをご紹介しています。
関連記事:
2022/11/16 |Forbes |寄稿 | 歴史はあるけど気取らない 西海岸の名門「Cate School」訪問
2019/09/17|Forbes |寄稿 |なぜあのスイスに新設校? 注目のボーディングスクールを訪問
2019/04/24|Forbes |寄稿 |全米トップの男子中学、衝撃の環境と教育内容
2018/11/09|Forbes |寄稿 |AI時代に求められる高等教育 シンギュラリティ大学の挑戦
2018/11/01|Forbes |寄稿 |全生徒の学びをパーソナライズ? 200億円調達した「未来の学校」
2018/06/29|Forbes |寄稿 |仏マクロン大統領の『革命』と教育改革
2018/02/09|Forbes |寄稿 |イエール大関係者が子女を託す「好奇心を伸ばす」小学校
2018/01/12|Forbes |寄稿 |成績表をつけない「超進学校」の秘密
2017/09/15|Forbes |寄稿 |世界で最も入りにくい大学、「ミネルヴァ」の3つの秘密